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2011年 増刊号

認知症学(上)
−その解明と治療の最新知見−

  

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   序 文─先制医療と認知症予防の展望─ 荒井 啓行 1
T. 総 論     
1. 認知症基礎研究の変遷と展望 森   啓 9
2. 認知症臨床研究の動向と展望 東海林幹夫 15
3. 認知症治療薬開発の現状と展望 藤本 陽子 23
4. 我が国における認知症対策 千葉登志雄 29
U. 基礎編                                              
1. 認知症関連分子生物学      
1) 認知症関連分子生物学:概論  森   啓 37
2) 各 論    
a. APP代謝とAβ産生 西道 隆臣 41
b. Aβの生理的分解 大元 崇裕 48
c. AβオリゴマーとAβ凝集 富山 貴美 54
d. Aβと神経細胞膜との相互作用 柳澤 勝彦 59
e. 微小管機能とタウ 小野麻衣子 64
f. 認知症の髄液学--診断マーカーとしての糖鎖修飾-- 二川 了次 69
g. ユビキチン 森島 真帆 74
h. αシヌクレイン 野中  隆 79
i. TDP-43 新井 哲明 84
j. FUS/TLSと前頭側頭葉変性症 藤田 行雄 88
k. Apolipoprotein E遺伝子 桑野 良三 93
l. Presenilin遺伝子 富田 泰輔 98
m. Progranulin 池内  健 103
n. Alcadein 鈴木 利治 110
o. Nicastrin 西村 正樹 115
p. プリオンタンパク質 八谷 如美 119
q. ポリグルタミン病 田川 一彦 124
2. 認知症の神経病理学      
1) 認知症の神経病理学:概論 坂井 健二 129
2) 各 論                                             
a. 老人斑の形成と分布 山崎 恒夫 136
b. 脳アミロイドアンギオパチー 日根野晃代 140
c. 神経原線維変化の形成と分布 鈴掛(増田)雅美 148
d. Braak分類 村山 繁雄 153
e. 嗜銀顆粒 齊藤 祐子 161
f. グリア細胞の原線維変化 小林  禅 166
g. ピック球 吉田 眞理 171
h. レビー小体とLewy neurites 東  晋二 176
i. グリア細胞質内封入体 若林 孝一 180
j. グリオーシスと活性化ミクログリア 秋山 治彦 185
k. Spongiform change 水谷 智彦 190
l. ラクナ梗塞と血管周囲腔 加藤 宏之 195
m. 神経細胞死 涌谷 陽介 200
3. ニューロトランスミッターと神経伝達機能        
1) ニューロトランスミッターと神経伝達機能:概論 中村 重信 204
2) 各 論                                             
a. Meynert基底核とアセチルコリン神経伝達 松下 隆司 210
b. グルタミン酸神経伝達 遠山 育夫 214
c. GABA神経伝達 吉池 裕二 219
d. カテコールアミン神経伝達 曽良 一郎 224
e. 記憶形成に関するシナプス可塑性 梅田 知宙 228
4. 認知症研究に用いられる動物・細胞実験モデル      
1) モデル実験系の現状:概論 道川  誠 233
2) 各 論                                             
a. アミロイドβタンパク質の脳室内注入アルツハイマー病モデル動物 橋本 道男 241
b. 嗅覚・嗅神経破壊モデル動物 山國  徹 247
c. 遺伝子改変モデル    
a) Tg2576マウス 鄭  且均 252
b) APP/PS-1 瓦林  毅 256
c) P301L(S) 吉山 容正 262
d) L266Vモデル 本井ゆみ子 267
e) R406Wモデル 楯林 義孝 271
f) rTg4510マウス 佐原 成彦 276
3) 人工多能性幹細胞(iPS細胞) 八幡 直樹 282
V. 臨床編      
1. 認知症の概念と定義 浦上 克哉 289
2. 認知症の症候学      
1) 認知症の症候学:概論 池田  学 291
2) 各 論                                             
a. 海馬-嗅内皮質系の神経機能 辻  浩史 297
b. 中核症状と周辺症状 福井 俊哉 301
c. 診断的意義のある神経症状 松原 悦朗 305
d. Behavioral and psychological symptoms of dementia 大河内正康 308
e. 手段的ADLと基本的ADL 鳥羽 研二 313
f. 記憶機能の多重性とその脳内機構 桜井 正樹 319
g. エピソード記憶と意味記憶 菊池 大一 326
h. 手続き的記憶 堀川 悦夫 331
i. 作動記憶 加藤元一郎 337
j. 失見当識 加藤元一郎 341
k. 失語症 鈴木 匡子 346
l. 観念性失行と観念運動性失行 早川 裕子 351
m. 視空間失認 川合 圭成 355
n. 遂行機能障害 水上 勝義 359
o. 肢節運動失行 櫻井 博文 363
p. 幻覚と妄想 吉田 光宏 367
q. 常同行動 石原 健司 371
r. 徘徊と周徊 品川俊一郎 376
s. 漢方医学における五臓の概念からみた認知症 柴原 直利 380
3. うつ病、せん妄と認知症 田中 稔久 384
4. 認知症診療に用いられる評価法と認知機能検査      
1) 認知機能検査:概論 杉下 守弘 390
2) 各 論                                             
a. Mini−Mental State Examination(MMSE) 橋本 竜作 398
b. Wechsler Adult Intelligence Scale-III(WAIS-III) 山本 大介 403
c. 日本版ウェクスラー記憶検査法(WMS-R) 小池  敦 408
d. Clinical Dementia Rating(CDR) 杉下 守弘 413
e. Clock Drawing Test(CDT) 加藤 佑佳 418
f. Trail Making Test(TMT)A and B 長谷川千洋 423
g. Frontal Assessment Battery(FAB) 市川 博雄 428
h. Severe Impairment Battery(SIB) 中村  祐 433
i. Wisconsin Card Sorting Test(WCST) 村松 太郎 435
j. Neuropsychiatric Inventory(NPI) 八森  淳 439
k. Clinical Global Impression(CGI),Clinician’s Interview-Based Impression of Change(CIBIC) 藤本 健一 443
l. Functional Assessment Staging(FAST) 渡辺 光法 450
m. Geriatric Depression Scale(GDS) 石原 武士 455
n. Zarit介護負担尺度日本語版(J-ZBI) 荒井由美子 459
o. Behavioral Pathology in Alzheimer’s Disease Rating Scale(Behave-AD) 工藤  喬 464
p. Disability Assessment for Dementia(DAD),Alzheimer’s Disease Cooperative Study-Activities of Daily Living(ADCS-ADL) 飯島  節 471
5. 認知症診断に用いられる検査診断学とバイオマーカー      
1) 検査診断学とバイオマーカー:概論 桑野 良三 476
2) 各 論                                             
a. 血液生化学検査と血中ホモシステイン 松井 敏史 484
b. CTでわかる画像所見 今林 悦子 489
c. MRIでわかる画像所見 徳丸 阿耶 494
d. MRIを用いた脳萎縮の定量法 松田 博史 509
e. 脳血流シンチグラフィー 伊藤 健吾 515
f. MIBG心筋シンチグラフィー 織茂 智之 520
g. FDG-PET 田代  学 525
h. 画像統計解析法 金田 朋洋 531
i. 脳波と事象関連電位 田中 秀明 537
j. 脳脊髄液アミロイド 角田 伸人 542
k. 脳脊髄液タウとリン酸化タウ 谷口美也子 546
l. 11C-PiBによるアミロイドイメージング 石井 賢二 551
m. BF-227によるアミロイドイメージング 岡村 信行 556
n. [18F]AV-45によるアミロイドイメージング 舘野  周 561
o. 遺伝子診断とイメージング・ジェネティクス 宮下 哲典 565
p. Alzheimer’s Disease Neuroimaging Initiative(ADNI) 岩坪  威 570
6. 認知症をめぐる大規模疫学研究      
1) 疫学研究におけるエビデンス構築:概論 栗山 進一 575
2) 各 論                                             
a. ロッテルダム研究 和田 健二 581
b. ボルチモア老化縦断研究 飯島  節 587
c. PAQUID研究 多喜田理絵 594
d. クングスホルメンプロジェクト 植木  彰 599
e. ホノルルアジア老化研究 冨田 尚希 603
f. Nun研究 古川 勝敏 607
g. 久山町研究 吉田 大悟 611
h. 大山町研究と海士町研究 和田 健二 616


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