日本臨牀 78巻増刊号2(通巻1180号) |
|
高血圧学 下 ―高血圧制圧の現状と展望― |
|
|
|
◇序文:変革と未来 |
楽木 宏実 1 |
\.高血圧の診断:血圧測定・臨床検査・リスク判定 |
|
1.様々な血圧測定法による血圧の分類と高血圧の診断 |
辰巳友佳子 13 |
2.診察室血圧と診察室外血圧の予後予測能 |
菊谷 昌浩 19 |
3.血圧日内変動の発生機序と病的変化 |
星出 聡 25 |
4.血圧変動性の臨床的意義 |
川添 真 30 |
5.コストパフォーマンスを考えた臨床検査 |
下澤 達雄 34 |
6.高血圧診療におけるリスク評価とリスクによる層別化 |
岡村 智教 38 |
].生活習慣修正の実践における課題 |
|
1.生活習慣修正の指導のために整備すべきこと(高血圧・循環器病予防療養指導士を含む) |
中村 敏子 47 |
2.高齢者の運動療法の有用性のエビデンスと実践の課題 |
小松 知広 52 |
3.減塩目標はどれが正しいのか |
松浦 秀夫 58 |
4.食塩摂取評価法の実臨床への応用とその効果 |
𡈽橋 卓也 63 |
5.減塩啓発活動:食育から高齢者対策まで |
日下 美穂 70 |
6.減塩食品の現状と課題 |
野村 善博 76 |
7.減塩指導が病態的に難しい場合の対応:低ナトリウム血症や妊娠高血圧など |
有馬 秀二 85 |
XI.降圧治療の現状と展望:降圧薬からデバイスまで |
|
1.降圧薬治療の現状 |
|
(1)ガイドラインにおける降圧薬の推奨と日本の使用状況 |
徳重 明央 93 |
(2)高値血圧レベルでの降圧薬治療開始・強化はどのような状況で必要か |
平和 伸仁 103 |
2.新しい降圧薬 |
|
(1)非ステロイド型ミネラルコルチコイド受容体阻害薬 |
森澤 紀彦 109 |
(2)(プロ)レニン受容体阻害薬 |
市原 淳弘 115 |
(3)降圧治療のパラダイムシフト−ネプリライシン阻害薬およびARNI− |
鈴木 徹 122 |
(4)エンドセリン受容体拮抗薬 |
宮内 卓 128 |
3.新規の高血圧治療法とその開発の現状 |
|
(1)
生活習慣病へのワクチン療法の臨床的意義と展望 |
中神 啓徳 135 |
(2) 核酸医薬を用いた高血圧治療 |
眞田 文博 140 |
(3)腎デナベーションの臨床適応患者:臨床研究からの展望 |
小古山由佳子 145 |
(4) 埋め込み型圧受容器刺激デバイス |
岸 拓弥 152 |
(5) 高血圧の先制医療 |
宮下 和季 157 |
XU.合併症を伴った高血圧 |
|
1.脳血管障害慢性期の血圧管理:エビデンスとガイドライン |
木 勇人 167 |
2.心疾患 |
|
(1)心不全パンデミックを防止するための降圧治療の最新エビデンス |
網谷 英介 172 |
(2)冠動脈疾患・心臓弁膜症の血圧管理と新規デバイス治療 |
甲斐 久史 177 |
(3)心房細動診療の進歩と高血圧管理 |
堀尾 武史 185 |
3.血管治療の進歩と高血圧治療:大動脈瘤・解離、閉塞性動脈硬化症 |
山口 浩司 191 |
4.腎障害 |
|
(1)
CKDでの蛋白尿の有無/AKI予防/DKD管理 それぞれの高血圧管理はどう異なるのか |
柏原 直樹 197 |
(2)透析患者の血圧管理の意義とポイント |
石光 俊彦 204 |
5.糖尿病/肥満/メタボリックシンドロームを合併した高血圧治療:薬剤選択はどこまで重要か |
齋藤 重幸 213 |
6.高血圧患者の尿酸値はどこまでどのように管理すべきか |
桑原 政成 220 |
7.眼科領域から高血圧治療へのメッセージ:網膜静脈閉塞など |
土屋 徳弘 227 |
XV.ライフステージ・ライフイベントからみた高血圧の治療と管理 |
|
1.小児から思春期の高血圧の疫学と病態 |
菊池 透 237 |
2.小児から思春期の高血圧の診断・治療・予後 |
奥田 雄介 244 |
3.妊娠高血圧症候群、授乳期の女性の高血圧 |
三戸 麻子 252 |
4.閉経後女性、更年期男性の高血圧 |
林 晃一 257 |
5.高齢者の高血圧管理の年齢以外の因子と管理の実際:自立、フレイル、要介護、エンドオブライフ |
山本 浩一 263 |
6.
認知機能障害と高血圧の関係の最新知見:POST SPRINT-MINDのデータから |
小原 克彦 269 |
7. 周術期の高血圧管理の実際 |
松村 潔 274 |
8.がん(発がんおよびがん治療)と高血圧 |
菅野 義彦 279 |
XW.特殊な血圧異常の高血圧管理 |
|
1.起立性低血圧を伴う臥位高血圧の管理 |
中丸 遼 287 |
2.治療抵抗性高血圧の実態と実臨床での対応のポイント |
吉田 哲郎 293 |
3.高血圧緊急症と一過性血圧上昇の鑑別とそれぞれの診療のポイント |
松村 潔 298 |
4.災害時の高血圧とその治療 |
宗像 正徳 303 |
XX. 二次性高血圧の診断と治療のトピックス |
|
1.腎血管性高血圧の診断と治療:エビデンスを包含した専門医の最新診療 |
岩嶋 義雄 311 |
2.原発性アルドステロン症:疫学と診断の最前線 |
曽根 正勝 317 |
3.原発性アルドステロン症の最新治療 |
吉田 雄一 323 |
4.副腎性サブクリニカルクッシング症候群とクッシング症候群の病態と臨床 |
武田 仁勇 329 |
5.褐色細胞腫・パラガングリオーマ(PPGL)診療の進歩 |
田辺 晶代 335 |
6.難治性副腎疾患の診療に直結するエビデンス創出研究(JRAS研究) |
成瀬 光栄 341 |
7.神経血管圧迫症候群の概念と外科手術の有用性の検討 |
森本 聡 347 |
8.睡眠時無呼吸症候群の血圧管理はどのようにすべきか |
星出 聡 353 |
XY.高血圧診療のトピックス |
|
1.日本の高血圧治療ガイドラインと世界の最新ガイドラインの比較 |
|
(1)米国の高血圧治療ガイドライン |
工藤 正孝 359 |
(2)欧州の高血圧治療ガイドライン |
冨山 博史 365 |
2.SPRINT研究がもたらした高血圧診療のパラダイムシフト |
|
(1)COSAK研究と血圧測定法の重要性 |
浅山 敬 371 |
(2)エンドポイントで腎障害が重要視されなかった背景 |
大蔵 隆文 379 |
(3)治療ガイドラインにおける降圧目標の厳格化への変遷と課題 |
崎間 敦 383 |
(4)積極的降圧が有用でない可能性のある患者背景 |
濱野 高行 389 |
(5)積極的降圧に優先すべき降圧薬選択 |
三輪 宜一 393 |
(6)フレイル高齢者での積極的降圧の是非 |
鷹見 洋一 398 |
(7)積極的降圧による認知症予防の可能性 |
清水 敦哉 405 |
3.ライフステージを超えた高血圧発症機序 |
|
(1)生活習慣病胎児期発症起源説(DOHaD学説)と高血圧 |
江畑 晶夫 412 |
(2)小児期の血圧と成人期の高血圧の関連 |
諸橋 環 417 |
(3)妊娠期の血圧・妊娠高血圧症候群とその後の高血圧発症 |
市原 淳弘 421 |
4.高血圧管理率改善に何が必要か |
|
(1)コンコーダンスと服薬アドヒアランスの改善 |
芦田 映直 428 |
(2)配合剤を用いた降圧療法の積極的推進 |
志賀 悠平 434 |
(3) 臨床イナーシャの原因と対策 |
宮川 政昭 440 |
(4) IoT、AIの高血圧診療への導入 |
小林 威仁 446 |
5. 降圧療法の費用対効果:生涯リスクを考慮した推計は可能か? |
池田 俊也 456 |
6. COVID-19と高血圧診療 |
甲斐 久史 462 |
XZ.日本の高血圧患者を対象とした主要な大規模臨床試験の臨床へのインパクト |
|
1.CARTER Study |
安東 克之 477 |
2.CASE-J/CASE-J
Ex/CASE-J 10 試験 |
上嶋 健治 483 |
3.COLM-Study |
河合 達男 490 |
4.COPE Trial |
梅本 誠治 496 |
5.HOMED-BP 研究 |
大久保孝義 503 |
6. INNOVATION Study |
小川 大輔 509 |
7.JATOS Study |
入谷 敦 513 |
8.OSCAR Study |
光山 勝慶 520 |
9.RESPECT研究 |
北川 一夫 526 |
10.VALISH Study |
矢野裕一朗 532 |
|
|
以 上 |
|
|
|