日本臨牀2024年11月増刊号
臨床腎・泌尿器癌(中)
―基礎・臨床研究の進歩―
序文 野々村祝夫 1
膀胱癌
I 総論
1.膀胱癌診療―その変遷・現況・展望 小林 瑞貴 5
II 膀胱癌の特徴
1.膀胱癌の疫学 柑本 康夫 17
2.膀胱癌の発症・進展メカニズム 田中 伸之 23
3.膀胱癌における遺伝子変異 福原 秀雄 28
4.膀胱癌再発のメカニズム 北野 剛士 33
5.浸潤・転移様式の特徴 西村 和郎 38
III 膀胱癌の診断・マーカー
1.膀胱癌の診断
(1) 症候と診断 家田 健史 47
(2) 画像診断
 1) 原発巣の診断―CT,MRI  本田有紀子 53
 2) 転移巣の診断 橋  哲 57
(3) 膀胱鏡検査 永田 将一 62
(4) 病理診断
 1) 病理診断の現状と展望 小島 史好  68
 2) WHO 分類に基づく膀胱腫瘍の病理組織学的分類 都築 豊徳 73
 3) 尿細胞診 コ田 雄治 81
(5) ガイドライン・取扱い規約
 1) 膀胱癌診療ガイドラインの概要 小林 圭太 87
 2) 欧米のガイドラインとの比較 稲元 輝生 93
 3) 取扱い規約とTNM 分類 加藤 真史 97
2.膀胱癌のマーカー
(1) 筋層非浸潤癌の予後因子 松本 洋明 102
(2) 筋層浸潤性膀胱癌のリスク分類 田岡利宜也 109
(3) 転移性膀胱癌の予後因子 河嶋 厚成 114
(4) 膀胱癌のバイオマーカー開発の現状と展望 田口  慧 120
IV 膀胱癌の治療
1.膀胱癌治療の歴史と現況 新田  聡 129
2.手術療法
(1) 膀胱癌に対する手術の進歩 村上  薫 133
(2) 経尿道的膀胱腫瘍切除術
 1) TURBT の基本手技 小川総一郎 137
 2) ランダム生検 池田 勝臣 143
 3) 2nd TURBT  田村 啓多 148
 4) 光力学診断を併用したTURBT 〜原理〜  福原 秀雄 152
 5) 光力学診断を併用したTURBT 〜治療成績〜  三宅 牧人 159
 6) 光力学診断を併用したTURBT 〜有害事象〜  野原 隆弘 165
(3) 膀胱全摘除術
 1) 男性に対する膀胱全摘除術 沼尾  昇 172
 2) 女性に対する膀胱全摘除術 松井 喜之 178
 3) ロボット支援膀胱全摘除術 千葉 公嗣 184
 4) 高リスク筋層非浸潤性膀胱癌に対する膀胱全摘除術 多武保光宏 190
 5) リンパ節郭清術 菊川 忠彦 196
 6) 尿道摘除術 山田 幸央 201
(4) 尿路変向術
 1) 尿管皮膚瘻造設術 吉良  聡 206
 2) 回腸導管造設術 川合 剛人 209
 3) 新膀胱造設術 三宅 秀明 213
 4) ロボット支援体腔内回腸導管造設術 全並 賢二 218
 5) ロボット支援体腔内新膀胱造設術 古家 琢也 224
(5) 根治術後の諸問題
 1) 膀胱全摘除術に伴う合併症 中山 雅志 229
 2) 根治的膀胱全摘後の尿路変向術に伴う合併症 坪井 一朗 233
 3) 術後再発診断 福田 翔平 240
 4) 術後再発に対する治療 橋本  士 244
3.薬物療法
(1) 膀胱癌に対する薬物療法の進歩 藤本 清秀 249
(2) 膀胱内注入療法
 1) 抗がん薬 和田 晃典 257
 2) BCG 導入療法 松本 一宏 263
 3) BCG 維持療法 横溝  晃 268
(3) 化学療法
 1) M-VAC 療法 畠山 真吾 271
 2) GC 療法 木村  隆 277
 3) その他の化学療法〜タキサン系〜  松下 雄登 282
 4) 周術期(術前・術後)補助化学療法 榎田 英樹 289
(4) 免疫療法
 1) 既治療例に対するペムブロリズマブ 河原 貴史 295
 2) アベルマブによる維持療法 土谷 順彦 301
 3) ニボルマブによる術後補助療法 進藤 哲哉 307
(5) エンホルツマブべドチン 原  琢人 312
(6) 来るべき新規薬物療法 早川  望 318
4.放射線療法 石川  仁 323
V 特論
1.膀胱温存を意図した放射線併用バルーン閉塞注化学療法 辻野 拓也 331
2.進行性膀胱癌に対する緩和医療 増本 弘史 336