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2006年 増刊号

分子腎臓病学
−分子生物学的アプローチと分子病態生理学−

 

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  序文:腎臓病に対するポストゲノム研究,ゲノム創薬 宮田 敏男 1
基礎編      
I. 概論    
1 再生医学と腎臓 寺田 典生 7
2 分子腎臓病学の方法論 楊  景堯 14
3 腎臓の構造と機能にかかわる遺伝子群 松井  功 18
4 腎臓の物質輸送と調節機能に関する分子機構 今井  正 23
II. 腎臓の発生にかかわる分子機構    
1 腎臓の初期発生 由利 俊祐 33
2 腎臓の器官形成と成長 長田 道夫 38
3 腎臓の発生異常 塩田 浩平 42
III. 腎臓の再生にかかわる分子機構    
1 腎臓そのものを作る試み 菱川 慶一 49
2 糸球体リモデリングの制御 御手洗哲也 54
3 傷害尿細管の修復 喜多村真治 58
IV. 腎臓の構造と機能    
1 糸球体係蹄の分子構造と機能    
1) メサンギウム 山本  格 65
2) 上皮細胞 河内  裕 70
3) 糸球体内皮細胞 浅野 貴子 74
4) 糸球体基底膜 坂井 建雄 79
2 尿細管の分子構造と機能    
1) 近位尿細管 木村 秀樹 84
2) 中間尿細管 根東 義明 88
3) 遠位尿細管 土谷  健 93
4) 集合管 矢尾板永信 98
3 尿細管間質の機能と病態生理 孫  大輔 103
4 輸入細動脈,輸出細動脈の分子構造と機能 西山  成 107
5 腎臓における物質輸送の分子機構    
1) アクアポリン 石川 三衛 113
2) 上皮型Naチャネル 新里 直美 119
3) Kチャネル 河原 克雅 123
4) Clチャネル 内田 信一 129
5) Na/Cl共輸送体蛋白(Na-K-2Cl
Na-Cl共輸送体)
武藤 重明 134
6) プロトン・重炭酸輸送体蛋白(Na/H交換輸送体,
Na-HCO3共輸送体)
関  常司 141
7) ナトリウム・グルコース,ナトリウム・リン,ナトリウム・アミノ酸共役トランスポーター 宮本 賢一 145
8) Ca輸送関連蛋白(Na/Ca2+逆輸送体,Ca結合蛋白,
Ca2+チャネル,Ca-ATPaseなど)
竹内 和久 150
9) Mg輸送体蛋白 佐藤 順一 153
10) Na/K-ATPase 安達 政隆 158
11) H-ATPase 林  松彦 164
12) 有機カチオン/アニオントランスポーター 金井 好克 169
13) 尿酸トランスポーターURAT1 細山田 真 176
14) オスモライト輸送体 山内  淳 180
V. 腎機能調節におけるホルモンおよびペプチドの分子生物学―生合成,代謝,作用―    
1 レニン・アンジオテンシン系 竹内 和久 187
2 ナトリウム利尿ペプチド系 向山 政志 192
3 カリクレイン・キニン系(ブラジキニン) 吉田 英昭 199
4 腎におけるプロスタノイドの役割―プロスタノイド受容体欠損マウスを用いた検討― 藤野 貴行 203
5 エンドセリン 菅  真一 209
6 Nitric oxide 柏原 直樹 213
7 アドレノメデュリン 北村 和雄 217
8 インスリン/グルカゴン 中司 敦子 222
9 PTH(parathyroid hormone) 飯田里菜子 227
10 ビタミンD3 岩崎 香子 234
11 カルシトニン 和田 誠基 238
12 オステオポンチン 伊藤 恭典 242
13 アデノシン 戸谷 義幸 246
14 カテコールアミン/アセチルコリン 羽野 卓三 252
15 バソプレシン 佐々木正美 257
16 アルドステロン/コルチゾール:その合成から作用に至る経路を分子生物学の視点からみる 鈴木 洋通 265
17 性ステロイドホルモン 玉舎 輝彦 271
18 インターロイキンファミリー 坪井 伸夫 276
19 MIF(macrophage migration inhibitory factor) 松本 紘一 283
20 MCP-1/CCR2 和田 隆志 288
21 PDGF(platelet-derived growth factor) 田村 雅仁 293
22 TGF-β(transforming growth factor-β ) 玉置 清志 297
23 VEGF(vascular endothelial growth factor ) 井上 武明 302
24 IGF-I(insulin-like growth factor-I) 鈴木 大輔 308
25 HGFによる腎線維化解除とその分子機構 水野 信哉 312
26 FGF23(fibroblast growth factor 23) 田中 弘之 322
27 エリスロポエチン 椿原 美治 327
28 メガリン・キュビリン:尿細管での蛋白再吸収における役割 竹田 徹朗 332
VI. 腎臓の免疫応答の分子機構 柘植 俊直 341
VII. 腎臓の感染防御の分子機構 石川 清仁 347
臨床編      
I. 概論    
1 蛋白尿発症機序の分子機構と治療 湯澤由紀夫 355
2 IgA腎症における遺伝子多型 山本 陵平 361
3 腎臓特異遺伝子メグシンとポストゲノム研究 冨永 直人 371
4 腎不全進展の分子機構 池谷 直樹 375
5 腎性高血圧の分子機序 竹中 恒夫 381
6 腎疾患の最先端治療 新田 孝作 385
II. 各種腎疾患別の分子病態生理学―成因,病態,治療―    
1 原発性糸球体疾患    
1) IgA腎症 成田 一衛 397
2) 急速進行性糸球体腎炎(RPGN) 清水 芳男 403
3) 微小変化型ネフローゼ症候群 涌井 秀樹 408
4) 膜性増殖性糸球体腎炎 大井 洋之 413
5) 膜性腎症 大橋 禎子 417
6) 巣状分節性糸球体硬化症 平山 浩一 422
2 続発性糸球体疾患    
1) 糖尿病性腎症    
a 発症・進展の機序 羽田 勝計 427
b 遺伝的背景 前田 士郎 433
2) 痛風腎 市田 公美 438
3) ループス腎炎 山田  明 442
4) 強皮症 今井 裕一 446
5) 関節リウマチ 田村 直人 450
6) ANCA関連腎炎 有村 義宏 454
7) Wegener肉芽腫症 吉田 雅治 460
3 腎血管系障害    
1) 腎硬化症 山口  裕 467
2) 腎梗塞 草場 哲郎 473
3) 腎静脈血栓症 伊藤 孝史 477
4) 腎動脈狭窄症 伊藤 貞嘉 481
4 尿細管間質性腎症    
1) 慢性腎盂腎炎 玉置 清志 485
2) 尿細管間質性腎炎 丸山 彰一 489
5 腎不全    
1) 急性尿細管壊死 米村 克彦 493
2) 尿毒症症候群 原  茂子 497
6 尿細管機能異常症    
1) Bartter症候群とGitelman症候群 渡邉秀美代 504
2) 炭酸脱水酵素(carbonic anhydrase:CA)II欠損症・Fanconi症候群 佐中  孜 509
3) Liddle症候群 太田 哲人 513
4) 偽性低アルドステロン症 新井 桂子 517
5) アミノ酸輸送異常/ヘキソース輸送異常/リン酸輸送異常 長谷川 元 522
6) 腎性尿崩症 太田英里子 528
7 先天性疾患    
1) Alport症候群 十倉 健彦 531
2) Fabry病 内海 甲一 537
3) Hartnup病 大浦 敏博 541
4) 先天性水腎症 早坂  清 545
5) Dent 病(特発性尿細管性蛋白尿症) 五十嵐 隆 550
6) 低リン血症性ビタミンD抵抗性くる病 田中 弘之 556
7) ネフロン癆 根東 義明 562
8) 先天性ネフローゼ症候群 吉川 徳茂 568
8 感染症性腎疾患    
1) 急性細菌性腎盂腎炎 栗原慎太郎 572
2) ウイルス性腎症 川崎 幸彦 576
3) 腸管出血性大腸菌感染症 五十嵐 隆 581
9 腫瘍性腎疾患    
1) 多発性嚢胞腎症 乳原 善文 586
2) 腎細胞癌における分子異常 大家 基嗣 593
10 中毒性腎症    
1) 薬物中毒 杉崎 徹三 597
2) 食中毒による腎障害 上田 志朗 603
3) 造影剤腎症と重金属中毒 小池 清美 614
11 腎結石症    
1) 発症・進展の機序 安井 孝周 618
2) 遺伝的背景を有する尿路結石症 山口  聡 623
III. 腎疾患治療薬の薬効と作用の分子機構    
1 副腎皮質ステロイド薬 今井 裕一 629
2 免疫抑制薬 錦戸 雅春 634
3 ARBの尿蛋白減少効果の分子的機序 熊谷 裕生 639
4 インターフェロン 原野 正彦 647
5 抗血小板薬/抗凝固薬 丸山 征郎 652
IV. 腎疾患の遺伝子治療の現状と展望    
1 RNAiを用いた腎疾患遺伝子治療 猪阪 善隆 659
2 遺伝子導入による腎間質障害の治療 丸山 彰一 662
3 幹細胞を用いた炎症特異的遺伝子導入法 小池健太郎 667
4 腎細胞癌に対する腫瘍特異的遺伝子治療 小倉 昌和 672


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