日本臨牀 2023年81巻増刊号4「膵癌・胆道癌2023(下)胆道癌編」

 膵癌・胆道癌2023(下)胆道癌編
  ―基礎・臨床の最新研究動向―

序文
本書の発刊にあたって―胆道癌の現状について
I 総論
　1．基礎編
　　(1)胆道癌発がんに関わる病理学的機序
　　(2)胆道と膵臓の発生学的・病理学的類似性および
           胆道ステム細胞
　　(3)胆道癌の浸潤・転移機構
　　(4)胆道癌の動物モデル
　2．臨床編
　　(1)胆道癌の疫学(海外との比較)
　　(2)胆道癌の病理学的分類
　　(3)胆道癌のバイオマーカー
　　(4)胆道癌の画像診断
　　　1)US
　　　2)CT/MRI1
　　　3)ERC
　　　4)EUSとIDUS
　　　5)PET
　　　6)POCS(胆道鏡)
　　(5)胆道癌の細胞診・組織診
　　　1)胆汁細胞診
　　　2)胆道疾患のERCP下細胞診，生検EUS-FNA
II 各論
　1．腺癌
　　(1)胆嚢癌
　　　1)胆嚢癌の疫学
　　　2)危険因子
　　　3)臨床病理学的分類と特徴
　　　4)症状・所見・血液検査
　　　5)診断
　　　　1診断のアルゴリズム
　　　　2診断の実際
　　　　3鑑別診断
　　　6)治療
　　　　1治療のアルゴリズム
　　　　2外科的切除(適応・術式)
　　　　　a．手術適応と術式選択―開腹手術― 
　　　　　b．胆嚢癌に対する腹腔鏡下手術
　　　7)予後
　　　　1胆嚢癌の治療成績(日本と欧米の比較)
　　　　2胆嚢癌の長期生存に関わる予後因子
　　(2)胆管癌
　　　1)胆管癌の疫学
　　　2)臨床病理学的分類と特徴
　　　3)症状，所見，血液検査
　　　4)診断
　　　　1診断のアルゴリズム
　　　　2診断の実際
　　　　3胆管癌と鑑別が困難な良性胆管狭窄
　　　5)治療
　　　　1治療のアルゴリズム
　　　　2外科的切除(適応・術式)
　　　　　a．肝門部領域胆管癌
　　　　　b．遠位胆管癌
　　　　　c．肝内胆管癌
　　　6)予後
　　　　1胆管癌の治療成績(日本と欧米の比較)
　　　　2長期予後に関わる因子
　　(3)乳頭部癌
　　　1)乳頭部癌の疫学
　　　2)十二指腸乳頭部癌の危険因子
　　　3)臨床病理学的分類と特徴
　　　4)症状・所見・血液検査
　　　5)診断
　　　　1診断のアルゴリズム
　　　　2診断の実際
　　　6)乳頭部腫瘍の鑑別疾患
　　　7)治療
　　　　1治療のアルゴリズム
　　　　2外科的切除
　　　　　a．適応・術式
　　　　　b．内視鏡的切除
　　　8)予後
　　　　1乳頭部癌の治療成績(日本と欧米の比較)
　　　　2長期生存に関わる予後因子
　2．特殊な組織型(臨床病理学的特徴)
　　(1)胆道粘液癌・印環細胞癌
　　(2)腺扁平上皮癌/扁平上皮癌(胆道) 
　　(3)胆嚢未分化癌
　　(4)胆道の浸潤性微小乳頭癌
　　(5)胆道の癌肉腫
　　(6)AFP産生腫瘍
　　(7)胆道神経内分泌腫瘍の臨床病理学的特徴および
            胆道神経内分泌細胞癌の治療成績
　　(8)粘液囊胞性腫瘍(MCN)
III 特論
　1．胆道癌診療ガイドライン第3版の概要
　2．胆道癌治療の進歩
　　(1)術後補助化学療法の現状
　　(2)薬物療法(化学療法・分子標的治療薬・免疫チェックポイント
           阻害剤など)
　　(3)免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬以外) 
　　(4)がんゲノム医療
　　(5)放射線治療，粒子線治療(陽子線，重粒子線)
　　(6)胆道ドレナージ法の進歩
　　(7)肝門部領域胆管癌の切除可能性分類の試み
　3．BilIN，IPNB，ICPN の病理・病態
　4．職業性胆管癌
　5．胆道癌の緩和医療